地元の人しか分からない、どうでもいい話です(笑)
前回、金相場急落のブログを書いてから、わずか半月の間に半分以上の値を戻しました。しばらくはこの辺で落ち着くのでしょうか。まずは一安心といったところです(^^;)。
さて、まったく商売とは関係ない話で恐縮ですが、皆さんはいわき駅の駅前通り(30m道路)に、ケヤキの大木にはさまれて常緑のやや小ぶりな木が植えてあるのをご存知でしょうか。この木はヤマモモという木です。常緑ですから冬、ケヤキが葉をすべて落とし駅前通りが寂しくなった後でも、貴重な「緑」が通りには残り、冬の寒々しい気分を多少なりとも緩和してくれます。
駅前通りのヤマモモ(手前・右)
ヤマモモは公園などに植栽されているのをよく見かけます。こんもりとした樹形、濃い緑色の葉、枝先に葉が密集してつく姿など、慣れると結構分かりやすい木でもあります。このヤマモモという木は、1本で植えられているということはなく、必ず2本以上のセットで植えられているようです。というのも、この木は雌雄異株といって、オスの木とメスの木があるからです。
花はすこぶる地味で、オスの木につく花(雄花)は穂状で特にきれいでもなく、メスの木につく花(雌花)にいたっては、小さすぎて存在すらほぼ確認できません(^^;)。4月頃花がつくので、この時期になるとオスとメスは容易に区別がつきます。
ヤマモモ(雄木と雌木)
さて、ではなぜ特にきれいな花が付くわけでもないヤマモモをわざわざオス・メスセットで植えるかというと、そう、オス・メス両方あれば実がなるからです。ヤマモモといえば、この実を楽しみに植える場合がほとんどでしょうから、必ずセットで植えるのです。毎年、7月頃、メスの木の方にたくさんの赤く熟する実を見ることができます。
ヤマモモの実
この実、食用であり、甘酸っぱくておいしいらしいです。ジャムなどにもされるようですね。私も7月頃この辺りを通るときには、ちょっと1個ぐらいつまんでみようかなどと思い悩むことがあります。いや、まだ熟していないんじゃないかな、いやいや、それにしても今日は人通りが多くてさすがにちょっと恥ずかしいな、などと考えていて、何日かして行ってみると、すべて実がなーい、ということがあります。
犯人のめぼしは大体ついています。たぶんコイツです↓
ムクドリ
どうもこの実はムクドリの大好物らしくて、またちょうど食べごろの時期を見計らってちゃんと食べていくようです。駅前通りには時期になると大量のムクドリが出没しますので、彼らには到底かないません。
今年こそは隙をついて1つぐらいつまんでやろうと思うのですが、結局まだ食べたことないんですよねえ(^^;)