春の花の美しさはひとしおですね!
世の中は消費税増税の件で話題が持ちきりですが、敢えてそれを無視して(^^;)今回は春の花の話題にふれたいと思います。
サクラの開花はまだですが、サクラだけが春の花じゃありません。3月下旬から4月の初め。ようやく暖かくなるこの季節は、木々が芽吹き始め、春の花が一斉に開花して急に賑やかになる季節です。散歩がてら見かけた春の植物を今年も少し紹介したいと思います。
まずは、レンギョウ。春を代表する黄色い花が今年もあちこちで開花中です。去年撮影した佃町公園のレンギョウは、3月初めに除染のため剪定されてしまいましたので、新川町の通り沿いで撮りました。
続いては、サンシュユ。この木はヤマボウシやハナミズキと同じミズキ科の仲間ですが、花のイメージはだいぶ違います。他のミズキ科の花と違って、春先、静かにいつの間にか咲いている感じです。ハルコガネバナという別名の通り、この木がいつの間にか開花していると、もう春なんだなあと実感させられるような木でもあります。
続いてはミモザ。ミモザという名前は正式名称ではなく、マメ科のフサアカシアまたはギンヨウアカシアの俗称として使われていますが、アカシアの仲間らしい特徴的な鳥の羽のような葉っぱを付けています。まだ寒い時期から咲き始めますが、鮮やかな黄色い花の色、ボリュームはまるで南国を思わせますね!
黄色い花シリーズ最後を飾るのは、房状にいくつかの花がまとまって付く、トサミズキ。花の色はこれまでのものとは違って薄い黄色ですが、花のボリュームは結構あり、花材としても利用されるようです。近所のマンションに植栽されていました。マンサク科なのですが、花のイメージはマンサクとはだいぶ違います。まだ出てきていませんが、葉っぱの形はマンサクを思わせます。
上のトサミズキの写真の横にヤブツバキが写っていますね。ツバキは木へんに春と書く字が表すように、今が見頃です。冬の間ずっと咲いていたサザンカの花と似ていますが、花が丸ごとポトリと落ちるほうがツバキです。サザンカは花びらが1枚ずつ落ちますよね。
続いて、世界三大芳香花ともいわれるジンチョウゲ。いい香りを漂わせていますが、そろそろ終わりかもしれません。雪のような白い小花をいっぱいに咲かせるユキヤナギも咲き出しました。ユキヤナギの方はこれから当分の間見ることができます。
香りといえば、この季節、どこからかインスタントラーメンのスープのような(^^;)匂いがしてくることがあります。その正体は・・・。こちらです。
神棚にお供えする木ですね。この辺のお店では「サカキ(榊)」として売っていますが、正確にいえばヒサカキです。サカキという木は別にあって、西日本ではそちらの方を神棚に供えるようです。ヒサカキの花が今の時期咲いていて、結構特有の香りがするんですよね(^^)。ヒサカキの木は、神社に行けば必ずといっていいほど植えてあります。この香りを味わいたい方は神社へどうぞ(^^;)。
さて余談はさておき、梅の花はすでに見頃を過ぎた感じですが、花の形がちょっと似ているボケが咲き出しました。ソメイヨシノはまだちょっと早いですが、早咲きのサクラ(オカメザクラ?)はすでに満開となっております。
そして最後を飾るのは、太い枝に大きな花をたくさんつけるハクモクレンです。平ではレンガ通りや、ヨーカ堂から国道6号に向かう道の街路樹に使われています。春の青空を背景とした木綿のハンカチーフのような白い花(ちょっと古いか^^;)はサクラが満開になる前のこの時期、ひときわ存在感があります!
今年は大雪が降ったりして冬がすごく寒かった分、春の花がいつもよりきれいに見えるような気がします。桜の名所・松ヶ丘公園のソメイヨシノも、今週末には開花しそうです。やっぱりサクラも待ち遠しいですね!