毎日熱戦が続くサッカーW杯

熊谷質店

楽しみなのですが、寝不足です!

サッカーW杯 (2014/7/1)

4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップ。日本は残念ながら1次リーグ敗退となりましたが、最後のコロンビア戦では絶対に勝ちたいという闘志が伝わってきました。また、4年後に期待したいと思います。

毎日熱戦が続く中で、すっかり寝不足という方も多いのではないでしょうか。私も昔サッカーをやっておりましたので、正直眠いですが、毎日1試合はがんばって見るようにしております(^^;)。今年のワールドカップはスーパー・スターが揃って調子を上げてきていますから、今後も楽しみな試合が続きますね。

やはり最大の注目は、山猫のようなステップとしなやかなボールタッチでピッチを駆け巡る、開催国ブラジルのネイマールでしょうか。いや、やはりここ数年来サッカー界の頂点に君臨する絶対的なエース、アルゼンチンのメッシでしょうか。いやいや、超ハイスピード・ドリブラー、オランダのロッベンもすごいですよね(^^;)。それ以外にもすごい選手が山ほどいて、さすがワールドカップです。

ネイマールロスタイム・ボード
(左)ブラジルの至宝・ネイマール
(右)今大会のロスタイム表示板

ところで、ワールドカップの時計表示のところに出てくる「HUBLOT」の文字。先日お客さんとお話していて、あれって何の意味だろうと聞かれたことがありました。これは、時計好きな方にとってはメジャーなブランド、スイスの時計メーカー「ウブロ」のことです。

オリンピックやワールドカップなどの大きなスポーツの大会になると、有名な時計メーカーが必ず一社オフィシャル・スポンサーとなります。今回は、ウブロがオフィシャル・スポンサーとなっているわけですね。ウブロはビッグバン・シリーズがヒットしていて、ここ数年人気ブランドの一つとなっています。せっかくですから、ワールドカップにちなんだ時計を紹介しましょう。

公式ウォッチ1 公式ウォッチ2
ウブロ ビッグ・バン ウニコ バイレトログラード クロノグラフ
定価 (左・YG製) ¥4,233,600 (右・セラミック製) ¥2,624,400

上の時計は、今大会のオフィシャル・ウォッチとして、今年バーゼルで発表された世界限定それぞれ100本/200本の時計です。この時計の特徴は何と言っても、12時の位置に配置されたバイレトログラードのクロノグラフでしょう。クロノグラフは時計の世界ではストップウォッチのように時間を計測するのに使われるわけですが、通常、針の動きは一般の時計と同じ円運動です。ところがこの時計は、レトログラードと呼ばれる特殊な機構を持っており、12時位置の扇形の範囲内で針が動きます。写真を見る限り、分針が黄色の針、秒針が緑の針でしょう。緑の針が滑らかに左から右へと動き、右端の60秒まで行くと一瞬で0秒の位置まで戻ります。同時に黄色の針(分針)が1メモリ右へ動くわけですね。このレトログラードの針の動きは初めてみる人は結構感動すると思います(^^)。

レトログラード針が秒針と分針で2本あるので、バイ・レトログラードになります。しかもそれぞれがクロノグラフ用の針として使われていて、これはかなり珍しいです。モデルネームにある「ウニコ」というのはウブロ社の自社開発のクロノグラフ・ムーブメントに付けられた名前のようです。

サッカーで特別な意味を持つ45分や15分までの目盛り、ロスタイムにあたる45分以降の目盛りが強調されているのは、サッカー専用の時計ならではの表現ですね。黄色と緑のブラジルらしいカラーリングも今大会を象徴していておもしろいです。

ちなみに6時の位置に追いやられているのが通常の時計部分ですね(^^;)。通常の時計の秒針は、9時の位置にこれまた変わった形でありますね。

以上は、写真を見た上での感想ですが、12時位置の窓の数字の意味など、この時計にはまだ隠れた機能がありそうですね(^^;)。何と言っても、ウブロは今大会専用のこの時計を開発するのに18カ月もの時間をかけたそうですから。その分、定価もなかなかすごいことになっていますから(^^;)、そうそう目にする機会もないかもしれませんが、一度は見てみたい時計です。