私はコカ・コーラ派ですが・・・
他のスポーツモデルに先んじて新型GMTマスターⅡが発売されたのが2007年。当初発売されたのはベゼルカラーが黒×黒のものだけでしたが、すぐに旧モデルにもあった他のカラーリングが出るだろうと思いながらも月日は流れ・・・(^^;;)。途中、これまでになかった青×黒の発売などがあったものの、GMTマスターの源流ともいえる赤×青のベゼルは一向に発売されませんでした。(※ホワイトゴールドのモデルでは2014年に発売されていました)
ファンの皆様、大変お待たせいたしました。先月行われた2018年バーゼルワールドにて、ついに発表されました。もう、ロレックス社のホームページにも載っていますね!赤×青、通称ペプシベゼル、SSモデルで復活です!
新型GMTマスターⅡ (左)Ref.126710BLRO / (右)126715CHNR
しかも、写真(左上)を見てください。なんと5列のジュビリーブレス仕様じゃないですか。往年のファンの皆様の中には、昔GMTマスターがスポーツモデルでは唯一ジュビリーブレス仕様で売られていたことをご存知の方も多いはず。GMTマスターはその機能性から言ってもフォーマルでの使用が発売当初から意識されていたわけですね。セラミックベゼルにジュビリーブレスという新旧の組み合わせは斬新なはずですが、なんとも違和感がなく妙に合いますね(^^)。これもペプシベゼルの効果なのかもしれません。
キャリバーは70時間パワーリザーブとなったCal.3285を搭載しており、機能面でのアップも図られております。今回のバーゼルでは、さらにピンクゴールドを用いたコンビモデルと無垢のモデル(写真右上)も同時に発表されておりますね。こちらはベゼルのカラーリングが新色である茶×黒となっています。一瞬、時計全体がセピア色に埋没して見えるようなすごい渋さがありますね。レトロ感が出ていてカッコイイです。
その他、今回2018年のバーゼルで発表された新型モデルの中では、定番の36mmコンビモデルRef.116233が新型キャリバーを搭載して126233へとバージョンアップしておりますね。一回り大きい41ミリモデルにはすでに新型キャリバーが搭載されておりましたから、それより小さいサイズのモデルも徐々に新型キャリバーへ移行していくようですね。同様のマイナーチェンジがディープシー(ディープブルー文字盤)にも施されております(新型: Ref.126660)。これらのモデルチェンジは、見た目ではほとんど変化がありませんから、型番をよくご確認の上で購入された方がいいと思います。新型キャリバー搭載モデルは型番の2文字目が従来の「1」から「2」へと変わっております。
それにしても、今回のペプシベゼル×ジュビリーブレスの組み合わせは、初めは驚きましたが、やはりさすがはロレックスと思わせるモデルチェンジだったと思います。名作といわれるスポーツモデルをすでに数多く抱えるロレックスですが、その境目が決してあいまいにならず、それぞれがより個性を発揮できるようなラインナップをさらに構築していけるところには、ロレックスの王者としての風格が感じられますね。